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パワーコードがカッコイイ洋楽の名曲。ただ簡単なだけじゃないギターリフの魅力

エレキギターの初心者向け奏法として最も定番なのが「パワーコード」です。

押さえるのが難しいことで有名な「F」のようなコードとは異なり、基本的には「ルート」と呼ばれる音と「5度」と呼ばれる音(低音弦なら「ルート」より1本高い弦の2フレット上)を押さえるだけなので、簡単な曲ならほとんどこれだけで弾けてしまいます。

そこで今回は、ギターの練習曲にもピッタリな、パワーコードで弾ける洋楽の名曲をご紹介します!

初心者向けだけでなくやや高度な曲もありますので、ギター練習中の方はぜひ聴いてみてくださいね。

パワーコードがカッコイイ洋楽の名曲。ただ簡単なだけじゃないギターリフの魅力

American IdiotGreen Day

数々のヒット曲を生み出したグリーン・デイの中でも、トップクラスの知名度を誇る楽曲。

2004年にリリースし大ヒットした同名アルバムのタイトルチューンにしてオープニングチューン。

歌詞の内容的に、当時の政権批判的なこともあり、得意の「突き抜けた明るさ」だけではない少し怒りを帯びた感じもある楽曲になっています。

しかし、ギター演奏する上では力みは不要、リラックスしてパワーコードをかき鳴らしましょう。

グリーン・デイは他の楽曲も難しくはないので、ギターを始めるのにはぴったりですね。

平田 浩康

Hard Rock HallelujahLordi

フィンランドのハードロックバンド、ローディのナンバーで、2006年にシングルカットされその年の「ユーロビジョン・ソング・コンテスト」の優勝曲にもなりました。

ローディはアメリカのロックバンドであるキッスに影響を受け、コスチュームに非常にこだわっていることでも知られます。

この曲の全体的なイメージもキッスを彷彿するところがあり、特にギターサウンドは、アメリカン・ロックのようなリフワーク、音色となっています。

8ビートを意識して80年代風に弾けば、バッチリな曲です。

平田 浩康

Symphony Of DestructionMegadeth

スラッシュ・メタル四天王の一角と称されるアメリカのバンド、メガデスが1992年にリリースした5thアルバム「Countdown to Extinction」収録のナンバー。

スラッシュメタルというと「高速テンポ」のイメージがありますが、このアルバムはミディアム・テンポの楽曲が主体となり、結果として最も商業的成功を収めました。

この曲は日本ではギター専門誌に取り上げられることも、ヘヴィ・メタル・リフの「お手本」的楽曲です。

当時のリード・ギタリストは日本ではお茶の間でもお馴染みのマーティー・フリードマン、ギターソロもまさに「お手本」といえるフレーズで構成されています。

平田 浩康

Still WaitingSUM41

カナダ出身のロックバンド、サム・フォーティーワンの楽曲。

短い楽曲ながら疾走感と厚みのある曲調で、サビで聴かれるパワーコードがカッコいいナンバーです。

ブリッジミュートとパワーコードの応酬という、全体的にロックギターの基本的な奏法が多いためギター練習中の人にもオススメの楽曲と言えるのではないでしょうか。

間奏ではパワーコードの形から5度の音をミュートしたオクターブ奏法が使われていますが、指の形はパワーコードと大差がないため簡単に弾くことができます。

星野貴史

Breaking The LawJudas Priest

ジューダス・プリーストと言えば、「メタル・ゴッド」と称されるロブ・ハルフォード率いるバンドのためヘヴィメタル・バンドというイメージが強いかも知れませんが、この曲は重々しくなく、ロックが好きならとっつきやすい曲だと思います。

タイムも2分半ほど、ギターソロもなく、バッキングも一部簡単な単音リフもありますが、パワーコードの刻みや白玉がほとんど。

ヘヴィメタルにあまり触れたことのない方にもオススメの曲です。

平田 浩康