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【2024】ギターソロがかっこいい洋楽の名曲まとめ

突然ですが、あなたはギターソロはお好きでしょうか。

近年はネット上で「ギターソロはもういらない」などといった論争は定期的に巻き起こりますが、実際にはギターソロは2020年代の今も進化を続けており、多くのかっこいいソロが今も生まれているのですね。

ロックに限らず1950年代のブルースからジャズ、ソウルなどさまざまなジャンルでギターソロの名演がその曲の魅力を決定付けたといっても過言ではないケースも多くあるのですよ。

こちらの記事では、時代やジャンルを問わず「かっこいいギターソロ」をテーマとしておすすめの洋楽の名曲をまとめています。

プレイヤーについても詳しく紹介していますから、ギター弾きの方も要チェックです!

【2024】ギターソロがかっこいい洋楽の名曲まとめ

Luck As A ConstantPeriphery

インターネット上での活動で知名度を上げていたギタリスト、ミーシャ・マンソーさんの個人プロジェクトとして始動したプログレッシブ・メタルバンド、ペリフェリー。

2ndアルバム『Periphery II: This Time It’s Personal』に収録されている楽曲『Luck As A Constant』は、重厚なメタルサウンドとアグレッシブなボーカルとのコントラストがテンションを上げてくれますよね。

テクニカルかつメロディアスなギターソロは、メタルサウンドでありながらもその美しさを心地よく感じてしまうのではないでしょうか。

ドラマチックに展開していく楽曲構成が印象的な、壮大なメタルチューンです。

星野貴史

SomethingThe Beatles

世界中のアーティストに多大な影響を与え、現在もなお伝説として愛されている4人組ロックバンド、ビートルズ。

12thアルバム『Abbey Road』に収録されている楽曲で、1970年にはアイヴァー・ノヴェロ賞において最優秀ソングを受賞したナンバーです。

ストリングスをフィーチャーしたバッキングに乗せたギターソロは、必要以上に前に出ないながらもその叙情的なフレーズに心が揺さぶられますよね。

楽曲を手がけたジョージ・ハリスンさんによる少ない音数の中で楽曲を最大限に彩ったギターソロが聴きどころの、語り継がれていることも納得の名曲です。

星野貴史

RattlesnakeSt. Vincent

さまざまなアーティストのツアーメンバーとしての活動経験を持ち、ソロデビュー後もグラミー賞を獲得するなど注目を集めているシンガーソングライター、セイント・ヴィンセントさん。

4thアルバム『St. Vincent』に収録されている楽曲『Rattlesnake』は、フックのあるシンセサウンドをフィーチャーしたアンサンブルがインパクトを生み出していますよね。

アンサンブルに溶け込むような強烈なサウンドのギターソロは、少ない音数でありながらも楽曲を盛り上げる役割を果たしています。

ギタリストの方にはサウンド面においても研究してみてほしい、中毒性のあるナンバーです。

星野貴史

Sweet Child O’ MineGuns N’ Roses

世界的なヒットを記録したガンズ・アンド・ローゼズのデビュー・アルバム『アペタイト・フォー・ディストラクション』に収録され、シングル・カットされた際にはビルボード・チャート1位を記録したメロウな名曲です。

スラッシュが弾く、イントロで聴くことのできるギター・フレーズがとても印象的ですが、泣きのギター・ソロも味わい深いですよね。

特別なテクニックというよりも、基礎的な技術力やギタリストとしての表現力が要求されるタイプのソロだと感じます。

KOH-1

Stairway to HeavenLed Zeppelin

8分という長尺な楽曲でありながら、練りに練った構成でまったく飽きさせることのないアンサンブルが素晴らしい、レッド・ツェッペリンの代表的な名曲です。

日本では『天国への階段』として知られるこの楽曲は、イントロの哀愁漂うアルペジオやリコーダーの音色が印象的ですが、少しずつ盛り上がりを見せ、曲後半に感情が爆発したようなジミー・ペイジのソロが鳴り響く瞬間は、とてつもなくスリリングですよね。

Aマイナーのペンタトニック・スケールを基調としたプレイは、ロック・ギターの基本がすべて詰まっているといっても過言ではありません。

KOH-1

Hotel CaliforniaThe Eagles

イーグルスが残してきた多くのヒット曲の中でも、最も有名かつ音楽史に残る名曲です。

哀愁のメロディ、ギターの多重録音によるアルペジオ、練り上げられたバンド・アンサンブル、さまざまな解釈を生んだ歌詞……この楽曲が後の音楽シーンに与えた影響は計り知れません。

中でも、ドン・フェルダーがほとんどのラインを手がけ、ジョー・ウォルシュと順番で弾くギター・ソロは、ロックの歴史においても屈指のソロとして永遠に色あせない輝きを放ち続けています。

レスポールとテレキャスの特性をそれぞれ生かしながら、ギターの基本的なテクニックをしっかりと踏まえた上で、誰でも口ずさめるような旋律に仕上げた手腕は本当にすごいですよね。

コピーする方も多いと思いますが、譜面をなぞるだけでなく、ニュアンスまできっちり表現するのはかなり難しいので、しっかり曲を聴き込みましょう!

KOH-1