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Roland-JC-40

ジャズコーラス40周年。ローランドJC-40リリース間近!

JC-120が今年2015年でデビューから40周年。

そして!

40周年を記念してか?その弟分的存在JC-40のデビューが発表され、正式に2015年11月7日にリリースされることが発表されました。

これはギタリストならずとも気になるニュースではないでしょうか?

“ジャズ・コーラス”の小型モデルを新発売

JC-120との類似点

まずはこの試奏動画を見てみましょう!

サウンドはJCっぽいですよね!

ルックス

「当たり前じゃないか!」と思われるかも知れませんが、結構重要な点です。

これまでJCの系譜には多数の派生ユニットが存在し、例えばヘッドとキャビネットセパレートのタイプや1スピーカーのタイプなど、「音の傾向はほぼ一緒だけど、なんか見た目違う。。」的ユニットもありましたが、それらは歴史の闇へと消えて行きました。

若干サイズは小さいながらも、「お!JCやないか!」と思わせるルックスが、そのアンプから発せられる音へのイマジネーションに繋がるのです。

2アンプ2スピーカー

JC-120は独立した2つのアンプで2つのスピーカーを鳴らしています。

2つのスピーカーを鳴らすためには1つのアンプでも設計することは可能だが、あえて2つのアンプを採用しているということです。

JCのあのトランスピアレントなクリーンサウンドは、あまんりアンプに無理させていないから(2つあるから)実現している、ということではないでしょうか。

JC-40ももちろんその設計を継承しています。

リベット(鋲)

いかにもな屈強さを視線で訴える鋲。

ロックの象徴とも言える鋲を穿った筐体はまさに質実剛健。

その堅牢性が売りの一つでもあるJCにとって、鋲打はルックス・構造的にも欠かせない要素なのです。

ソリッドステート

JC-40も真空管アンプではなくソリッドステートアンプです。

真空管を使わずトランジスタで音を加工し増幅します。

「音のリッチさ」で言えば真空管アンプに軍配が上がるのは、ギタリストなら肯首せざるを得ないところでしょう。

しかしJCは、トランジスタならではのコンディションの維持のしやすさ、メンテナンスの容易さ、ひいてはランニングコスト等、純粋な「音の好み」の要素外でスタンダードを築き上げた破壊的イノベーション。

JC-120との相違点

出力

JC-120(60w+60w)と比べ40(20w+20w)とは、音量は3分の1程ではないか?少し足りないのでは?と思う方も多いでしょう。

しかし、普段ライブやリハーサルで、JC-120のボリュームをフルテンにすることはあるでしょうか?

真空管アンプならば、真空管の持ち味を最大限に発揮するためにそうすることはあるでしょうが、JC-120はトランジスタアンプ、せいぜいボリュームは3-4くらいではないでしょうか?

そう考えると、ライブでもリハーサルでも、ボリュームをかなり上げれば十分バンドに対抗できる音量は稼げるのではないかと想像しております。

スピーカーのサイズ

JC-120のスピーカユニットのサイズが12インチに対し、JC-40のそれは10インチ。

低音が若干迫力不足になるのでは?とも想像しますが、そもそも低音ゴリゴリのギターサウンドを鳴らすには、マーシャルやメサブギ等のスタックアンプを選択するでしょう。

また、10インチと言えど2発備えているので、スペックから想像されるよりはロー感はあるのではないでしょうか。

ステレオインプット・独立2chではない

インプット自体がステレオ入力になっているのは、JC以外のアンプを見渡してもそうはありません。

昨今は空間系のエフェクターがステレオ仕様のものも多く、ステレオインプットは現代的にアップデートされた仕様と言えます。

しかし、JC-120はエフェクトループがステレオ仕様になっており、元々あった機能が前面に出て来たような形ですね。

そして、JC-120には1chと2chそれぞれHIGH、LOWインプットがあり、「リンク」という使い方ができましたが、JC-40ではそれが出来ません。

リンク使いのギタリストにとっては、この点が最もやっかいな点になるでしょう。

猛るディストーション

JC-120のディストーションつまみ。

果たしてこれを活用しているギタリストが、世にどれほどいるのでしょうか?

ディストーションとは名ばかりの、言葉は悪いですが何とも貧弱な歪み。

しかし、冒頭の動画5:30辺り〜をご覧ください。

「これがJCなのか?」と耳を疑わんばかりの歪みっぷり。

よくよく考えれば、RolandのBOSSブランドでは多数の歪みペダルを世に送り出しており、むしろ歪みは十八番、強力な歪みを搭載できない訳がないのです。

これは、BOSS歪みペダルを買っていただこうという、Roland様のグランドプランだったのでしょうか。。

しかし、JC-40は歪みも強力、オールインワンでいけてしまうかも知れません!

変化するコーラス

JCサウンドを特徴づける大きな武器、それが「空間合成コーラス」。

JC-120のコーラス部には、コーラス・オフ・ビブラートの選択つまみと、そのセクションに配されたデプス、スピードつまみがあります。

一見このデプス、スピードでコーラスのパラメータをコントロール可能に見えますが、実はこれらはビブラート専門でコーラスには一切関与していません。

しかし、JC-40ではその設定をコントロール出来るというのです。

これはこの機種ならではの機能であり、私達はこれまで聴いたことのないJCサウンドを体験できそうですね。

ノン・キャスター

写真やスペック表を見る限り、キャスターは付属していないようですね。

自分でとりつけたり、キャスターボードに乗っけたりすれば済む話ではありますが、ここはデフォルトで付属しておいてほしいパーツです。

腰痛フリーな軽量性

JC-120が28kgであるのに対し、JC-40は15.8kg!

ダウンサイズによる軽量化!

JC-120とほぼ同じサウンドが15.8kgで手に入るのならば、これは買いではないでしょうか。

発売日は11月7日、販売価格は64,800円

いかがでしたでしょうか。

単に「JC-120の小型版」にとどまらず、独自機能も多数盛り込まれたJC-40は、オリジナルな魅力も満載です。

個人所有のアンプとしても、ライブハウスや音楽スタジオの常設機材としても、JC-120と比較検討し得るブラン・ニュー・フェイスだと思います。

早くそのサウンドを体感したいですね♪

JC-40

スペック

定格出力40W
規定入力レベルINPUT L/MONO、R端子:-10dBu(1MΩ)
EFFECT RETURN L/MONO、R端子:-10dBu(22kΩ)
EFFECT RETURN L/MONOのみ接続時:-10dBu(11kΩ)
スピーカー25cm(10インチ)×2
コントロールPOWER(電源)スイッチ
BRI(Bright)スイッチ
VOLUMEつまみ
TREBLEつまみ
MIDDLEつまみ
BASSつまみ
DISTORTIONつまみ
REVERBつまみ
SPEEDつまみ
DEPTHつまみ
VIB/CHORUSスイッチ
EFFECT LOOPスイッチ
インジケーターPOWER
接続端子INPUT L/MONO、R端子=標準タイプ
LINE OUT L/MONO、R端子=標準タイプ
PHONES端子=ステレオ標準タイプ
FOOT SWITCH(CHORUS VIBRATO、REVERB、DISTORTION)端子=標準タイプ
EFFECT LOOP SEND端子=標準タイプ
EFFECT LOOP RETURN L/MONO、R端子=標準タイプ
AC IN端子
電源AC100V(50/60Hz)
消費電力43W
付属品取扱説明書、電源コード、2P-3P変換器、保証書、ローランド ユーザー登録カード
別売品フットスイッチ:BOSS FS-5L、FS-6、FS-7
幅 (W)592 mm
奥行き (D)251 mm
高さ (H)436 mm
質量15.8 kg

著者プロフィール

ライブスポットラグ

平田浩康

ストラトキャスターとお酒が大好きです。

ウェブサイト:https://www.ragnet.co.jp

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