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音がグッと良くなる!楽器・エフェクターのメンテナンス【準備編】
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音がグッと良くなる!楽器・エフェクターのメンテナンス【準備編】

今回は「楽器、エフェクターお掃除」で使用できるアイテムを紹介します。

スタジオの機材をメンテナンスする時にもよく使用するものばかりです。

用途に合わせて使用できるといいですね。

音も汚れる? 楽器の掃除の必要性。

例えばケーブルの金属部分の汚れは、ノイズが発生する原因になったりします。

電源部などのホコリが溜まってるとショートを起こす等して、火災の原因にもなりかねないです。

ギターのボディーやネックも汚れがあることで音の伝達がしにくくなり、その楽器のよさをフルに発揮できません。

そして何より、掃除をすることで自然とその楽器のコンディションをチェックできるので、不良箇所の特定や交換パーツなどのチェックにもなります。

大掃除の時だけでなく、定期的に掃除しよう

楽器は弾いたり、叩いたりを常にしてても、逆に全く触ってなくても、汚れます。

定期的な掃除やメンテナンスが必要なのです。

そのためにはまずはお掃除用具を揃えよう。

一つ買ったら、すぐなくなるわけではないので持っておいて損はないはず。

あなたの楽器は、あなたにしか救えません。

音がグッと良くなる!揃えておきたい!お掃除アイテム。

※ドラムパーツなどにも活用できます。

無水エタノール

無水エタノール

ジャックやプラグ部分の掃除には、無水エタノール(無水アルコール)がおすすめです。

これを使うと汚れを浮き上がらせて拭き取る事ができます。

「消毒用」や「燃料用」エタノールも売られてますが、不純物や水が混ざっており接触不良の原因にもなるので、必ず無水エタノールを使用しましょう。

ただしギターのボディーや木材の部分には使用しないようにしましょう。

薬局などで1,000円〜1,500円ぐらいで売られてます。

綿棒

綿棒

綿棒は無水エタノールを少量付けて、接続端子やケーブル類、精密箇所など様々な箇所の掃除に使用できます。

100円ショップで購入できますね。

接点復活剤

接点復活剤

無水エタノールでプラグや金属部分を掃除したまま放っておくと、逆に酸化を早めてしまう場合があります。

接点復活剤はその酸化を防ぎ、全体をコーティングして信号の流れをスムーズにしてくれます。

楽器店などで500円ぐらい〜売ってます。

オイル、グリス系

オイル・グリス

以前コチラでも書いてたように、ギターのボディーなどの乾燥を防いだり、ネジ、噛み合わせ箇所を潤滑するためのグリスなどを用意しましょう。

ここでも綿棒は大活躍します。

楽器用クロス

楽器用クロス

ギターのボディー・ネック、エフェクター本体やディスプレイ部分、ドラムパーツなど、水拭きができないところを掃除したい場合には必須のアイテムです。

メガネやカメラ拭き用の布でもOKです。楽器屋店などで500円ぐらい〜あります。

不繊布ワイパー

不繊布ワイパー

不繊布ワイパーは、ティッシュなどに比べて繊維が非常に細かいため、ケーブルのプラグ部分などの端子を掃除する際、繊維を残さず、キレイに拭き取れます。

ホームセンターなどで売ってます。

エアダスター

エアダスター

綿棒などでは手の届きにくいところの、細かいホコリなどを風圧で除去できるアイテム。

楽器用のお掃除にはこれも必須です。家電製品店やホームセンターなどで400円ぐらい〜売ってます。

洗剤

洗剤

精密箇所でない、金属ネジ類の油部分の掃除には洗剤を使用するようにしましょう。

注意しておきたいのが、必ず水で薄めてから使用するということ。

お掃除箇所によったら酸性の洗剤ではなく、中性の洗剤がいい場合もあります。

布部分など洗浄力が強いと塗装や表記の部分が剥がれたり、消えてしまう場合があるので注意が必要です。

ドライバー(工具)

ドライバー

お掃除中に取り外したりする際に、必要となってきます。

これも揃えておきたいですね。

ドライバーだけでなく六角レンチやニッパーなど、楽器にあった工具を揃えておきましょう。

掃除用具BOXがあれば年中使える!

タグボックス

掃除用具もたくさん種類があるのでBOXなどでまとめておくと、掃除もしやすいし保管も便利です。

まだ揃えられてない方は是非揃えてみて下さいね。

次回は具体的な掃除方法を紹介します。

ライタープロフィール

中尾きんや

スタジオラグ

中尾きんや

スタジオラグスタッフ

ウェブサイト:https://www.studiorag.com

Twitter:kin_kinya

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