プロギタリストによるエレキギター弦比較レビュー。GHS・GIBSON・JIM DUNLOP【大村孝佳】
自身のソロ活動、C4、LIV MOON、dCprG、Marty Friedman、UROBOROSなどの多方面で精力的に活動中のプロギタリスト大村孝佳による、エレキギター弦レビューをここで紹介したいと思います。
各種ギター弦、GHS・GIBSON・JIM DUNLOPの弾き心地から音質、おすすめピックまでを徹底比較!
①GHS|BOOMERS – GBCL 009
BIGBOSS御茶ノ水駅前店|BOOMERS – GBCL 009
- 値段:税抜¥520(BIGBOSS御茶ノ水駅前店)
- 使用ゲージ:009, 011, 016, 026, 036, 046
- テンション感(5段階):きつめ♥♥♥♥ or ♥♥♥♥♥
- 太さ:若干細く感じる
- 音質:パワフルなモダンサウンドだが温かみのある印象
- 弾き心地:非常に張りがあるのでしっかり弾こうとしてしまう
- 触り心地:つるつる
- おすすめピック:薄く(柔らかく)大きめのピックと相性が良い印象
- クセLEVEL(5段階):♥♥♥♥
- 包装:ビニール密封包装+ビニール個包装
- その他:独自開発のDynamiteAlloy合金製。両手指を鍛えたいというギタリストの修行弦に最適。
②GHS|PROGRESSIVES 009-046
- 値段:税抜¥780(サウンドハウス)
- 使用ゲージ:009, 011, 016, 026, 036, 046
- テンション感(5段階):きつめ♥♥♥♥
- 太さ:普通
- 音質:粒立ちが良く、コードは非常にパワフル
- 弾き心地:かなりしっかり弾かないと弦に負ける。アダルトな印象
- 触り心地:ツルツルとザラつきの中間
- おすすめピック:ピックを選ばない印象
- クセLEVEL(5段階):♥♥♥♥
- 包装:ビニール包装+紙表紙+紙個包装
- その他:弾いた感じは初心者向きではないが、フィンガリング&ピッキング強化にはもってこいの印象
③GIBSON|SEG-AFS
- 値段:税抜¥1,080(サウンドハウス)
- 使用ゲージ:009, 011, 016, 026, 036, 046
- テンション感:普通♥♥♥
- 太さ:THEスタンダード
- 音質:非常にパワフルで生音が大きい印象。和音のバランスも良い
- 弾き心地:落ち着いた演奏よりもハードでしっかり弾く人向けの印象
- 触り心地:つるつる
- おすすめピック:ピックを選ばない印象
- クセLEVEL(5段階):♥♥
- 包装:紙+ビニール密封+紙個包装
- その他:紙個包装に1弦から順にFIRST, SECOND〜SIXTHと太さではなく弦の順番で書かれている珍しいタイプ。元KISSのリード・ギタリストであるACE FREHLEYのシグネチャー・モデル ※ボールエンドの前に保護糸?が巻かれている。
④JIM DUNLOP|DEN0946
- 値段:税抜¥450(サウンドハウス)
- 使用ゲージ:009, 011, 016, 026, 036, 046
- テンション感:普通♥♥♥
- 太さ:普通
- 音質:粒立ちが非常に良く、コードストロークやアルペジオ、単音弾きもパワフル。プレゼンスが奇麗に響く印象。
- 弾き心地:軽いタッチでもアタックが出易い印象。オルタネイトで弾くタイプの人に相性が良さそう。
- 触り心地:ツルツル
- おすすめピック:ピックを選ばない印象
- クセLEVEL(5段階):♥♥
- 包装:紙+紙個包装
- その他:弦が非常に長い(特にプレーン弦)DUNLOP STRINGSのステッカー付き
ライタープロフィール
プロギタリスト
大村孝佳
1983年12月26日生 大阪府出身 3歳からピアノを習い始め、11歳の時に父親の影響によりアコースティックギターを弾きはじめる。
14歳でエレクトリックギターを弾きはじめ、17歳で洋楽のハードロック/ヘヴィメタルに出会い、強い衝撃を受け傾倒してゆく。
2002年、MIジャパン大阪校のGIT-DX1期生として入学。
2004年8月25日、キーボード/サウンドプロデュースにARTENSIONのVITALIJ KUPRIJを迎え、ボーカルにRICHIE KOTZEN、MARK BOALS、そして DOOGIE WHITEをフィーチャーしたファーストアルバム”Nowhere To Go”をリリースする。
2005年、バンドCROSS HARDを結成し、アルバム”ECLIPSE FROM EAST”をリリースし、クラブチッタでのワンマンライブを成功させる。
その後、各メンバー多忙により活動凍結。
2005年11月25日、大村孝佳本人がプロデュースし、ギターオリエンテッドを追求したアルバム”POWER OF REALITY”をリリースし、若手ギタリストとして確固たる地位を築くこととなる。
2006年、CROSS HARDでもベースをプレイしていた元スパイラルフリーのKaoruとGLORIAを結成。
2007年8月22日、1stに引き続きDOOGIE WHITE、そしてTONY MOORE、TERRY ILOUS、TED POLEYの実力派ボーカル4人をゲストに迎えて完成させた”Emotions In Motion”をリリース。
2008年、Marty Friedmanのソロライブに、サポートギタリストとして参加。
以後も継続。
また、Marty Friedmanと鈴木慎一郎のユニット「LOVEFIXER」のライブサポートも行う。
2009年、台湾の歌姫A-mei(阿妹)こと張惠妹(張恵妹)のアジアツアー(AMIT LIVE TOUR / 阿密特元年世界巡迴演唱會)に、サポートギタリストとして参加。
2010年、元宝塚のAKANE LIV率いるLIV MOONに参加。
2011年、菊池成孔主催のDCPRGに参加。
同年5月には、Marty Friedmanの1ヵ月に及ぶEUツアーに同行。
同年12月25日、C4@新宿LOFTのライブにて、C4に正式加入を発表。
2012年12月24日、豪華ゲスト陣を迎えて制作された、5年ぶり4枚目のソロアルバム「Devils In The Dark」発売。
2012年12月26日、8年ぶりのワンマンライブを目黒ライブステーションにて行う。
2014年5月、Marty FriedmanとGus G.のダブルヘッドライナーEUツアー「Guitar Universe 2014」に参加。
2014年9月6日、デビュー10周年記念ワンマンライブをSHIBUYA REXで開催。
2015年7月、元Asrielの黒瀬圭亮が結成したスーパーバンドUROBOROSに参加。
2016年1月、4度目のワンマンライブをClub 1ne2woにて開催。
現在は自身のソロ活動と並行して、C4、LIV MOON、dCprG、Marty Friedman、UROBOROSなど他多方面で精力的に活動中。
iTunes:
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