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ギター弦のおすすめ。種類と選び方

ギターの弦は「手アカ」や「汗」を付着させたまま放置するとさびてきてしまい、いずれ切れてしまい、交換が必要になります。

ギターはチューニングをした状態で、40~70キロの張力が常にかかっています。

その張力が邪魔をして、弦は徐々に伸びていき、それにしたがい音にツヤがなくなっていきます。

ギター弦の寿命

基本的にギター弦は消耗品のため、2週間~1カ月ごとに交換しましょう。

普段の練習の後は、こまめにクロスなどでふくようにしましょう。

「1弦だけ交換する」という人もいるでしょう。

それはあまりオススメできません。

1弦だけ交換すると、張り替えたばかりの弦と、それ以外の弦で音のバランスが崩れてしまいます。

応急処置ではない限り1弦から6弦まで、一気に交換しましょう。

あとメーカーやゲージの違いでも、弾きやすさや、音、チューニング、寿命に影響が出てきます。

弦の材質による違い

ギター弦

エレキギター、アコースティックギターの弦の芯線はスティール(鋼鉄)でできており、基本的には同じピアノ線が使われています。

その中でもエレキギター弦は、ピックアップの磁力を変化させなければいけないため、巻弦に銅ではなくニッケルまたはステンレスが使用されます。

また、チョーキングやビブラートを多用するため、プレーン弦にも柔らかいニッケルが使用されます。

一方、アコースティックギターは、ブロンズ、もしくはリンを含んだフォスファーブロンズが基本の材質になります。

ブロンズやフォスファーブロンズは、適度な柔軟性と非常に豊かな高域の倍音を持つため、アコースティックギターの「生鳴り」を活かしてくれます。

このように、エレキギターとアコースティックギターの弦には違いがありますので、それぞれに合った弦を選ぶようにしましょう。

ニッケル

ニッケル弦

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柔らかい金属で、加工もしやすくさびにくい特性があるため、高品質な弦には圧倒的にニッケルが使用されています。

ニッケルは強い磁性体の金属なので、ギターのピックアップの磁石と良く反応し、エレキギターに最も合う素材と言われています。

特徴:さびに強い。おとなしめの音。

ステンレス

ステンレス弦

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鋼鉄にクロームを加えた合金のことで、さびにくい特性を持ち、日常生活でもおなじみの金属です。

特徴:優れた強度。弦が切れづらい。値段が安価。テンションが硬い。

コーティング

エリクサー弦

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ニッケル弦の周りに薄くコーティングをした弦で、張りたてのタッチが三カ月ほど持続するといわれています。

長持ちするので、ギターを何本も所有している方にもオススメです。

特徴:長持ち。さびない。チューニングが安定しやすい。通常の弦に比べて値段が高い

ブロンズ

ブロンズ弦

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アコースティックギター用として最も一般的な素材です。

低音から高音までバランス良く、音の輪郭がハッキリした音色です。

特徴:ストローク向き。落ち着いた音

フォスファーブロンズ

フォスファーブロンズ弦

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こちらも主にアコースティックギターで使用される弦です。

銅98%、リン2%の合金で、このリンを加えることで高域の倍音が増し耐性も強く、ブロンズ弦に比べて長持ちするようになります。

特徴:フィンガリングや単音弾き向き。きらびやかな、派手な音になる

ナイロン

ナイロン弦

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クラシックギター、フラメンコギターなどに張られているナイロン素材の弦です。

特徴:柔らかくあたたかい音色。サスティンが少なくアタック感が強くなる

コンパウンド

コンパウンド弦

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スティールストリングスギターにまれに使われるコンパウンド弦です。

特徴:ブロンズ弦とナイロン弦の中間のようなサウンドです。サスティンが短い。指に優しく柔らかい弾き心地

ラウンド・ワウンドの特徴

最も代表的な形状で、巻線に丸い線が巻かれており、ほとんどのエレキギター、アコースティックギターに使用されています。

音質もシャープで、豊かな倍音、音の輪郭もハッキリしていてブライトな音色が特徴の弦です。

フラット・ワウンド

ジャズ系のギターに向いています。

表面が滑らかでツルツルした仕上げになっています。

スムーズなタッチで運指も楽なため、フィンガーノイズも気になりません。

音質は高域をカットした感じの丸く甘いトーンで、低域は太いですが、アタックが少なくサスティーンも多少不足します。

弦のゲージ(太さ)による違い

エクストラライト|サイズ:.008~.038ぐらい

エクストラライト弦

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細いのでやわらかく、チョーキングを多用したり速弾きをする人向けです。

テンションが軽い分、音も軽いのが特徴です。

アタックの強いピッキングで弦が切れる心配がありますが、立ち上がりが速くシャープな音色が得られるという特性もあります。

スーパーライト|サイズ:.009~.042ぐらい

スーパーライト弦

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エレキギターではレギュラーサイズで、初心者にオススメなゲージです。

ギターの工場出荷時にこのゲージが採用されています。

ライト|サイズ:.010~.046ぐらい

ダダリオ弦

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コシのある音でバランスが良く、最も使用されるサイズです。

ディストーションサウンドのリフにも相性が良いです。

ミディアム|サイズ:.011~.048ぐらい

アニーボール弦

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太く迫力のあるサウンドが特徴です。

ブルースギタリストなどで人気のゲージです。

ヘビー|サイズ:.012~.054ぐらい

Martin弦

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エレキギターでは、ダウンチューニング用として使用するのに向いています。

アコースティックギターではライトゲージに相当し、3弦から巻き弦になっているものが多く、ジャズギターに向いています。

ゲージを変えるときはナットの溝の幅も調整もしよう

ゲージ(太さ)の違いはそのまま弦振動にも影響します。

もし使用するゲージを変更したら、ナットの溝の幅も調整をしましょう。

ナット溝とゲージが合っていないと、ビリつきが出たり、チューニングが不安定になったりしてしまいギター自体の音をダメにしてしまいます。

弦の買い置きは2〜3セットぐらいまでにしておこう

定期交換が必要ではありますが、パッケージの古そうなものや製造後から相当時間の経過がうかがえる弦は、可能な限り購入を控えた方がいいです。

せっかく新しい弦に張り替えたのに、もともと劣化していては意味がありません。

ネットなどで安く大量のセット弦が販売されているときもありますが、頻繁にライブなどしていない限りはあまりオススメできません。

かといって弦のストックが全くないのも困りますので、2,3セットぐらいストックしておけばいいと思います。

最後に

いろいろなメーカーや種類がありますが、これを機に自分に合った弦を見つけていきましょう。

ギター弦の交換方法は、自分で覚えなければいけません。

分からない場合は楽器屋さんの店員さんなどに教えてもらうようにしましょう!

他にもオクターブチューニングの知識も覚えておくと弦交換のタイミングで調整できます。

参考:【ギタリスト必見!】オクターブチューニングの調整方法とその意味

著者プロフィール

スタジオラグへおこしやす編集長・ギタリスト

中尾きんや

地元京都です。

バンド活動、PA音響やレコーディングエンジニア、スタジオ店長などを経て、現在は「スタジオラグへおこしやす」の編集長を担当しながら、(株)ラグインターナショナルミュージックの執行役員として日々奮闘中。

最近またスタジオラグ伏見店の店長も兼任しております。

今までは関西を中心に音楽業界にどっぷりな毎日を送っていました。

そこでは楽しさもありつつ、時には苦悩もあり、正直日々試行錯誤な20代でした。

現在は30代半ばですが、若いスタッフとともにここで音楽情報を発信しています。

執筆してくれているのは、現役バンドマンにミュージシャン、全国の音楽講師のみなさん、音楽関係のお仕事されている方やスタジオスタッフに、普段は音楽を専門としない人までさまざまです。

音楽活動のヒント、そして音楽初心者の方へ向けて発信し、多くの世代に読んでいただけるメディアを目指します!

人気音楽雑誌YOUNG GUITARでも執筆経験あり。

趣味はギターと料理とネットサーフィンとか。

好きな音楽は「ギターがかっこいい曲」です。

将来の夢はプライベートスタジオを創ること。

Twitter:kin_kinya

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