【ギターコード弾き入門】簡単省略コードでカントリーロードを弾いてみよう
「ギターで曲を弾いてみたい!」というお考えの方に、今回は、コードというものを使って曲を弾くことを解説したいと思います。
コードという言葉自体は知っている人は多いかもしれませんが、一口にコードと言ってもたくさんの種類があります。
もくじ
コードって何?
ほかの記事でも書いた、ドレミファソラシドのような単音弾きではなく、複数の音を同時に出すものをコードと呼びます。
和音と呼ぶこともありますが同じものです。
表記は代表的なものを挙げると、C、F、G、Amなどがあります。
ちなみに、Amの「m」は「マイナー」と読みます。
初心者でも弾ける簡単なコード
コードを初めて覚えるにあたり、種類をたくさん覚えたいのであれば音楽雑誌を買うと巻末にコード表などが付いているのでそちらがおすすめです。
しかし、それだけではなかなかわからないことも多いと思いますし、何より最初は奇麗な音が出なくて嫌になってしまうこともあります。
そんな方におすすめの簡単省略コードを紹介します。
図を見ながら実際に弾いてみてください。
ちなみに1弦は最も細い弦です。
横の線が弦を表していて、下の数字はフレットを表しています。
ここでひとつ気になるのがEmのコードですが、これは「1~3弦を押さえないで弾く」ということを表しています。
とっても簡単ですね。
×が付いている弦は今回は省略コードなので弾かなくて大丈夫です。
例)Gの場合、1弦の3フレットを薬指で押さえる→1~3弦を弾く。
押さえてるけどうまく鳴らない!
この中で一番難しいのはDのコードでしょうか。
コードを押さえるにはいくつかコツがあるのですが、意識してほしいことは、
- フレットのキワを押さえること
- 指を立たせて押さえること
まずこの2つを見直してみましょう。
この押さえ方の詳しい解説はコチラでも説明していますので参考にどうぞ。
押さえたら1本ずつ弾いてみましょう。
音が鳴っていないところがあったら、その弦にほかの指が触れていないか確認、フレットから遠いところを押さえているとそれも音が鳴らない原因になります。
覚えたコードをつなげてみたい!
コードを覚えたら早速つなげて弾いてみたいですね。
ちなみにこの4つのコードで「カントリーロード」のサビが弾けます。
コード進行はコチラ。
サビは全部で8小節です。
まずはこの順番でひとつずつコードを鳴らしてみましょう。
コードの順番は分かったので曲っぽくしてみたい!
一通りこのコードが通せるようになったら実際に曲っぽく仕上げていきましょう。
コードをじゃかじゃか弾くことをコードストロークと言います。
コードストロークstep1
1小節4拍でコードも4回鳴らしてみましょう。
メトロノームのピッピッピッピッと同時にコードも4回鳴らします。
まずはこのパターンで8小節通してみましょう。
コードストロークstep2
次のパターンは少し細かくなります。
先ほど弾いた1個分のコードの長さ=このパターンの「タンタカ」と同じ長さです。
タンタカ×4で1小節です。
先ほどのパターンより、より鮮明になったことでカントリーロードらしさが一層増しますね。
右手の上下はどうしたらいいの?
コードストロークを身につけるには、初めは一筋縄ではいかないかもしれません。
上で紹介したコードストロークstep2の「タンタカ」で説明します。
「タンタカ」は細かく分けると「タン」「タ」「カ」の3つに分かれます。
「タン」と「タ」は上から下に向かって弾き「カ」だけ下から上に向かって弾きます。
以下の動画のex2がとても参考になります。
動画の中でも注意されていますが、手は16分音符で動かして、空ピッキングを利用して「タンタカ」を弾きましょう。
初めは慣れないかもしれませんが、こうすることでテンポ・リズムが安定し、上達につながります。
このパターンでコードをつなげられたら、実際に曲を流してサビの部分を一緒に弾いてみましょう。
ライタープロフィール
ギター講師
箕輪匠真
東京都内にてエレキギター、アコースティックギター講師として活動中。
初心者からでも、独学でギターを勉強している方へ向けた教科書を開発中です。
箕輪匠真 ギターの教科書