自分の声は魅力的か?録音してチェックする方法
初めて自分の声を録音した際には、
「何これ?本当に自分の声?こんなはずじゃない……」
誰しもがそう思うのではないでしょうか。
「自分の声はどう他者に聞こえているのか?果たして魅力的なのか?」
という疑問は、ボーカリストのみならず、日常的に声を使い会話する私たちにとって、気になる点のひとつです。
一説では、「声の高さで年収が2,000万円も違う」といった調査結果や、「声によってモテ度が変わる」といった話もあります。
歌う・歌わないにかかわらず、「自分の声」がどういう声なのか、客観的に知りたいところですよね。
自分で認識する声と実際の声の違い
普段自分が認識している声と、録音された声が違って聞こえるのは、自分の声は体内を通して伝わる音と空気の振動を通して伝わる音がミックスされて聞こえているのに対し、録音された声は純粋に空気の振動を通して伝わる音のみであるから、と説明されることが多いようですし、実際そうなのだと思います。
例えるならライブでギターアンプから聞こえている音と、それをマイクで収音し、モニタースピーカーや外音用のメインスピーカーから出た音とミックスされた音、の違いのようなものでしょうか。
レコーディングの際にも、ギターアンプの前で弾いている音と、マイクで収音されて録音された音とのギャップにとまどうこともありますよね。
マイクやレコーダーの特性にも左右されると思いますので、たとえ録音してみても「録音して聴いてみた声」と「空気を伝わって他者に聞こえている声」は、ニアリーイコールではあっても完全一致することはないのかも知れません。
自分の声を客観的に知るのは難しいことですね。
魅力的な声とは?
一般的に、女性は男性の低い声を魅力的と感じ、男性は女性の高い声を魅力的と感じるようです。
低い声の魅力的な男性として、福山雅治さんや森本レオさんはよく引き合いに出されます。
https://www.youtube.com/watch?v=AWi4r2BcjSQ&feature=youtu.be&t=1m27s
好みもありますので、一般論として「魅力的な声」を定義することは難しいと思いますが、
- 腹式呼吸で出された声
- 胸・口腔・鼻で響かせた声
- 倍音が低域から高域までバランスよくブレンドされた声
上記のような声は気持ちよく響くと感じる方は多いようです。
といっても、どれも簡単にはできることではなさそうですが……。
それらに関するウェブ上の情報は、ボイトレ関連を中心に多数ありますので、自分に合った方法を見つけて日常に組み込めたらいいですね。
また、体格や身体の左右対称性も声の魅力に関わるといった調査結果もあるようです。
簡単な例で言うと、「小指の長さが左右同じな人ほど、声が魅力的に聞こえる」といったもの。
長さを比べてみましたか(笑)?
私は残念ながら左が少し長かったです……。
アプリで診断
信憑性のほどはさだかではありませんが、自分の声をスマホなどで手軽に録音して診断してくれる面白い無料アプリがありましたので、いくつかご紹介したいと思います。
Voice Aura
こちらは少し変わっており、声を色で診断してくれます。
そしてその色から才能、性格、その時のメンタルを占ってくれます。
あなたの音域測定します
自分の出せる音域を測定してくれます。
作曲する際やカラオケで歌う曲を選ぶときの参考になりますね。
ウタエル
声を録音して診断してくれるのとは少し違いますが、自分が歌いやすい楽曲を登録しておけば、あなたの出せる音域に合った楽曲を紹介してくれるというアプリ。
また、どのキーに変更すればあなたが歌いやすくなるのかも教えてくれます。
カラオケでの選曲の強い味方になりそうです。
「いい声」を目指して
歌うシチュエーションではなくても、例えば仕事上の電話応対や会議やゼミでのプレゼンなど、声の印象によって応対や結果が変わってくる場面は多々あると思いますので、「魅力的な声」を追求することは損はないでしょう。
人の声は千差万別、私達一人一人が生まれ持ったオリジナルな声です。
気に入っている方も、あまり気に入ってはいない方もおられると思いますが、根本的には変わらないものなので、長所を認識してより魅力的な声へと磨きをかけていきたいですね。
ライタープロフィール
ライブスポットラグ
平田 浩康
Live Spot RAGの平田浩康です。
15歳の時、音楽特にロックのカッコ良さに痺れギターとバンドを始めました。
生まれ故郷の高知県は、ライブハウスやコンサート会場も少なく生の音楽に触れる機会が少ない、当時は情報源も雑誌やCD、VHSビデオ(!?)という時代でしたが、音楽というとてもキラキラしたものに魅了され、勉強そっちのけでギターと音楽を楽しむ毎日でした。
大学進学から京都に移住し、大学では軽音楽部を卒業(笑)。
それまでは邦楽ロックや洋楽ハードロックを中心に聴いていましたが、先輩や同期から世の中にはもっとたくさんの音楽があることを知らされ、今では「いいな」と思えるものはジャンル隔てなく聴いております。
大学卒業後にRAGに入社、約6年のオフィスや約10年の音楽スタジオを経て、現在は創業39年の老舗Live Spot RAGにて勤務、主にプロモーション業務を担当しております。
日本トップミュージシャン達が奏でる「本物の音楽」に触れ、お客様に届けることで、あらためて音楽の煌めきを実感する日々です。
今でもギター、バンドはゆるく継続しており近年は今更ながら歌も歌ってみたりしています。
もうすっかりおっさんになってはしまいましたが、あの頃「音楽に描いた夢の向こう側」を、今後もみなさんと追っていければと思っています。