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プロ直伝!ギター弦の正しい交換方法

プロ直伝!ギター弦の正しい交換方法【テレキャスター編】

「弦の正しい交換方法って?」「自分で交換するときに気をつけることは?」

愛用されているギターを大切に、ベストな音で鳴らすためには、日々のメンテナンスは欠かせません。

今回はプロのギターリペアマンに、ギター弦の交換方法・ケア方法を聞いてきましたので、紹介したいと思います。

プロに聞いた!ギター弦の正しい交換方法【テレキャスター編】

弦を外す

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すべての弦を緩め外します。

フレットを磨く

弦を外し終わったら、まずフレットを掃除します。

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通常ニッケルという金属素材で酸化するとくすみやすく、ここをしっかりケアしないと、弦との接触もスムーズにいかなくなります。

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フレット磨きプレートを設置し、ピカール液をクロスにしみこませ、それで一つ一つフレットを磨いていきます。

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フレット磨きプレート。

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指板のケア

次は指板のケアです。

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専用のコンディショナーを使用し、指板の乾燥や汚れを予防します。

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そして指板全体をオイルケア → そしてすぐフレットと指板の間を綿棒で掃除します。

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最後に指板全体をクロスで拭いて掃除します。

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左から、Dunlop フィンガーボードコンディショナー、HOWARD オレンジオイル、ESP JL-8 JET LEMON ケアスプレー

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ボディーのそうじ

ボディーの汚れはもちろんなのですが、ここで最も大事なのは「ホコリの除去」です。

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回路部分は、僅かな隙間から、ホコリが侵入し溜まってしまいます。

中を空けてエアダスターなどで掃除します。

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ブリッジの部分は綿棒で丁寧に掃除しましょう。

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新しい弦をまっすぐにして、弦を通す

新しいギター弦は、紙パックに丸まってパッケージされているのですが、これをすべて出して丸まっているクセをなくし自然なまっすぐの状態にしてあげましょう。

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そして弦を通します。

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巻く

6弦から1弦の順番にペグに弦を固定し、巻いていきます。(写真のタイプは上から弦を通すタイプのペグです。)

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ここで注意したいのは「巻きが多すぎても、少なくすぎてもNG」ということです。

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カットする長さはギターによって変わってきますが、写真のテレキャスターの場合、6弦〜4弦の巻弦は、弦を引っ張った状態で、ペグとペグの間隔が2〜2.5個分ぐらい余分に残して、残りの部分はニッパーでカットします。

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3弦〜1弦のプレーン弦は、ペグとペグの間隔が3個分ぐらいを余分に残して、残りの部分はニッパーでカットします。

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この状態で弦を巻いてあげると3、4巻き分ぐらい巻けるので、チューニングや弾いたときの安定度が丁度いい状態になります。

巻く際は、ヘッド部のペグ付近を指で固定しながら、巻が重ならないようにキレイに巻きましょう。

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張れたらチューニング→伸ばす

弦が張れたら、チューニングしていきましょう。

弦は張りたては、まだ弦が伸び切ってなくて、チューニングが安定しなかったり、音のつぶが揃わなかったりします。

数回「チューニング → 弦を伸ばす」を繰り返していきましょう。

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ここで注意したいのが、1点箇所で伸ばすのではなく「弦全体を伸ばす」「横だけじゃなく縦にも伸ばす」ということ。

そして、伸ばしすぎると逆に弦の寿命を縮める事になりますので、チューニングが安定したらストップしてください。

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ナット溝をオレンジオイルでケア

弦を固定ナット部分は、常にギター弦のテンションがかかっているので、摩擦が起こりやすい場所です。

ここを軽くオイルをつけた綿棒などでケアしてあげましょう。

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弾いた後も拭いてあげる

弦を張り替えたてのうちに、弦にサビを予防する潤滑スプレーや液を使用して全体を拭いてあげましょう。

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ボディーを磨き上げれば完成です。

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今回ご協力頂いたのは、BIG BOSS京都店 様

BIG BOSS京都店は、京都最大級のギター&ベース専門店です。

ギター・ベースにとどまらず機材も京都最大級、マニアック度120%の品揃え。

entrancel

http://www.bigboss.jp/kyoto/info.html

アコースティック館の2Fは、楽器リペア専門の工房になっており、ギターに関するパーツは関西最大級の品揃え、様々な修理や改造に対応できるスペースになっています。

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そして専門のスタッフがいつでも対応してくれます。

今回担当して下さったのは、リペア担当の伊藤様です。

親切丁寧に対応してもらいありがとうございました!

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2016年9月19日には、ESPグループがコレクションしてきたヴィンテージ・ギターを公開・演奏する企画を開催!

vintagesalon

日時:2016年9月19日(月)
会場:京都T’s studio
時間:16:00〜(完全予約制 定員40名)
参加費:2,500円

参加方法はこちら

電話番号075-213-2574
営業時間平日・土曜 11:00-20:00、日曜11:00-19:00、祝日10:00-19:00
最寄り駅阪急京都線 河原町駅、京阪三条駅、地下鉄東西線 京都市役所前駅
URLhttp://www.bigboss.jp/kyoto/
Twitterhttps://twitter.com/bigbosskyoto

最後に

ギターの弦の張り替え方だけでも「弾き心地」「音」が変わってきます。

自分で弦の張り替えはできるようになっておきましょうね!

そして常にベストな音を目指しましょう。

今回使用したメンテナンス用品

31R2Wo55HVL._SY355_

ピカール液300

Dunlop フィンガーボードコンディショナー

HOWARD オレンジオイル

ESP JL-8 JET LEMON ケアスプレー

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著者プロフィール

スタジオラグへおこしやす編集長・ギタリスト

中尾きんや

地元京都です。

バンド活動、PA音響やレコーディングエンジニア、スタジオ店長などを経て、現在は「スタジオラグへおこしやす」の編集長を担当しながら、(株)ラグインターナショナルミュージックの執行役員として日々奮闘中。

最近またスタジオラグ伏見店の店長も兼任しております。

今までは関西を中心に音楽業界にどっぷりな毎日を送っていました。

そこでは楽しさもありつつ、時には苦悩もあり、正直日々試行錯誤な20代でした。

現在は30代半ばですが、若いスタッフとともにここで音楽情報を発信しています。

執筆してくれているのは、現役バンドマンにミュージシャン、全国の音楽講師のみなさん、音楽関係のお仕事されている方やスタジオスタッフに、普段は音楽を専門としない人までさまざまです。

音楽活動のヒント、そして音楽初心者の方へ向けて発信し、多くの世代に読んでいただけるメディアを目指します!

人気音楽雑誌YOUNG GUITARでも執筆経験あり。

趣味はギターと料理とネットサーフィンとか。

好きな音楽は「ギターがかっこいい曲」です。

将来の夢はプライベートスタジオを創ること。

Twitter:kin_kinya

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