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オーバードライブとディストーションが1台に。おすすめのギター・コンパクトエフェクター BOSS OS-2
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オーバードライブとディストーションが1台に。おすすめのギター・コンパクトエフェクター BOSS OS-2

オーバードライブディストーションは、共にエレキギターのサウンド作りにおいて欠かせない定番の歪み系エフェクターです。

アンプで生み出す歪みはもちろん、これらのエフェクターで歪ませたギター・サウンドは、楽曲のイメージを左右するだけでなくギタリスト一人一人の個性まで表わします。

歪みの音作りに関しては、アンプで歪ませた音を更にエフェクターで味付けするやり方もあれば、アンプのクリーン・サウンドをエフェクターで歪ませるというやり方、更にそれ以外にもシミュレーターを使用したりと、その方法は無数にあります。

それくらい奥が深い歪みの音作りにおいて、オーバードライブとディストーションを併用するなど、歪み系のエフェクターを重ねて使用することは珍しくありません。

そのようにオーバードライブとディストーション、それぞれの良いところをブレンドした歪みが得られる便利なエフェクターがBOSSOS-2 OverDrive/Distortionです。

オーバードライブとディストーションの歪みの違い

オーバードライブとディストーション、それぞれの歪みの違いとしては、チューブ・アンプ過大入力を加え、自然に発生した歪みサウンドをシミュレートしたエフェクターがオーバードライブ、それ以外の歪みをシミュレートしたエフェクターがディストーションとされています。

しかし、歪みを生み出す回路の作りや音の歪み具合について両エフェクトを区別する明確な定義は無く、その性質上からマイルドな歪みで耳触りの良い音がオーバードライブ、歪みが強く、金属的かつ鋭い音がディストーションというのが一般的なイメージとなっています。

それぞれの歪みの個性をブレンドするために、二つのエフェクターを順に接続するという音作りは昔から試されていましたが、OS-2で得られるブレンドした歪みの音は、このオーバードライブとディストーションを直列に接続したときに得られる歪みと違うものになっています。

二つの歪みの混ざり具合をコントロールするCOLORツマミが音作りのポイント

本機の紹介文には、オーバードライブ回路とディストーション回路が組み込まれており、これらの歪みを並列ブレンドすることで直接接続では得られない歪みを作ることが可能、と記述されています。

この歪みのブレンド具合をコントロールするのが、OS-2の最大の特徴とも言えるCOLORツマミです。

4つのコントロールツマミの中で右端に位置されているCOLORツマミは、その表示通り左側に廻すとオーバードライブ寄りのサウンドになり、右側に廻すとディストーション寄りの歪みになります。

COLORツマミの使用方法としては、ツマミをセンターの位置にするとオーバードライブとディストーションのブレンド具合が50:50となり、そこからどちらかに廻して好みの歪み具合を見つけるのが良いでしょう。

3つのコントロールも合わせて調整しよう

BOSS OS-2

COLOR以外の各コントロールは、左からエフェクト音の音量調節をするLEVELツマミ、音質を調整するTONEツマミ、歪みの量を調節するDRIVEツマミとなっています。

これらのコントロールの調整も、それぞれがCOLORツマミで調整した歪みに影響してくるため相互的な調整が必要になります。

TONEツマミは左に廻すと低音が強調され、右に廻すと高音が強調されます。これもセンターの位置から左右に廻し、歪み具合とのバランスを取ることが必要です。

極端なセッティングよりも、歪ませることで弱くなった音域の補正や、より強調したい音域の調整に使用します。

DRIVEツマミは歪み量の調節をするコントロールですが、単に歪み具合だけの調節ではありません。歪みの量を調節することで音量や音質も変化するので、COLORツマミと共にまずは歪みの感じを先に設定し、その後LEVELやTONEで調整するという使い方が分かりやすいでしょう。

オーバードライブとディストーション、どちらも共に定評のあるBOSSのコンパクト・エフェクターですが、OS-2はその中でも個性的な歪みを作りだすことができます。

単に両エフェクトをブレンドしたサウンドを作るというより、OS-2ならではの歪みを生み出すつもりで使用するのがお奨めです。

BOSS OS-2

あると便利なBOSSアプリ

定番のコンパクトエフェクターをアプリ内で|BOSS Pedal Sketch

演奏する曲ごとにセッティングを登録したり、お気に入りのアーティストのセッティングを登録したり、使い方は様々。

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